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ふたご座流星群2019京都の極大の時間はいつ?ピークや方角は?

ふたご座座流星群2019

京都でのオススメ観測日時

京都でのオススメ観測日時は、ズバリ!

12月14日(土)の23時頃〜12月15日(日)の6時頃までです。

今年のふたご座流星群観測の鍵を握るのは、何と言っても『月』の存在で、「どのように月明かりを避けるのか」が、ポイントとなってきます。

2019年12月の月の状況を調べてみると、

2019.12_月齢表
月齢カレンダーより

ふたご座流星群は、15日の明け方が極大と予想されているのですが、2019年12月の月齢カレンダーを見ると、12日が満月となっているので、観測に相応しい時期と月が満ちている時期が重なっていることが分かります。

そこで、暦計算を使って詳しい時間を調べたところ、京都の14日の月は、18時44分に登りはじめ、8時35分に沈むことが分かり、極大と予想される15日4時頃は、普通に月が見えている状態にあります。

また、極大の前後1日を調べてみても、13日が17時46分〜7時36分、15日が19時47分〜9時30分と、月の出入りは1時間程度しかズレない為、今年、京都でふたご座流星群を観測するには、月明かりを避けた時間帯での観測は難しく、月明かりが視界に入らないように工夫しながら観測する以外に、方法はなさそうです。

ですから、単純に、極大(15日4時)を中心に考え、

14日の日没(16:46)後〜15日の日の出(6:57)まで

が、流星の出現率が一番高い為、流星を見つけられる可能性が一番高いと言え、続いて、

13日の日没(16:46)後〜14日の日の出(6:56)まで

15日の日没(16:47)後〜16日の日の出(6:58)まで

となるようです。

ふたご座流星群2019年の出現する方角

流星は、放射点を中心に、放射状に出現します。これは、花火のように、放射点をスタート地点とし、四方八方に出現する(放射点の近くばかりに出現する)という意味ではなく、どちらの方向にもあらわれますので、特定の方向を気にすることなく、出来るだけ、空の広い範囲を見渡すようにする方が、流星を見つけ易くなります。

また、屋外の暗さに目が慣れてくると、視界の端に入る流れる光にも気が付けるようになるので、最低でも15分くらいは観測を続けた方が良いようです。

ちなみに、今年のふたご座流星群の放射点は、ほぼ天頂(頭の真上)の位置にあるのですが、満月を少し過ぎた月も一緒に出ている状態なので、月を極力、視界から外し、月明かりよりも明るい流れ星を気長に待つ感覚で眺めるのがオススメです。

また、放射点付近で見られる流星よりも、飛び散った先で見られる流星の方が、軌跡の長いものが多く見られる傾向にあるので、この点からも、放射点の方角にこだわらない方が、多くの流星を見つける手立てになりそうですね。

2019ふたご座流星群_東京の空国立天文台HPより

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