三大流星群の一つで、冬に観測できる『ふたご座流星群』は、令和元年(2019年)の今年、12月15日の4時頃に極大を迎えると予想されています。
一晩に見られる流星数としては年間最大の流星群で、ピーク時には、一晩の流星数が500個を越える時もあります。また、1時間あたりの流星数も40個〜60個、多いときには100個近い流星が見られます。最近は明るい流星や流星痕の出現も観測されており、とても印象的な流星群なのですが、天候の他、様々な条件によって、見え方が変わってくるので、極大を迎えた時刻が観測にもっとも相応しい時間帯であるとは限りません。
そんな様々な条件を考慮し、もっとも観測に相応しい時間帯や方角を『大阪からの観測』を想定し、調べてみたので、「大阪でふたご座流星群が見たい♪」と思っている方は、是非、参考にしてみてくださいね!
ふたご座流星群とは
『ふたご座流星群』は、ふたご座α星付近を放射点に見られる流星群で、『ペルセウス座流星群』『しぶんぎ座流星群』と並んで三大流星群と呼ばれ、毎年、ほぼ安定して観測することができる流星群です。
12月の初旬~12月中旬にかけて活動し、流星の出現率がもっとも高いとされる『ペルセウス座流星群』の数に追いついたのではないか。と言われるほど、近年では、流星の出現率が高く、とても観測しやすい流星群としても知られています。
ふたご座流星群2019年の極大(ピーク)
2019年のふたご座流星群の活動期間は、12月7日〜12月17日です。
そして、 極大(流星の出現ピーク)は、日本時間の12月15日の4時頃と予想され、その前後1日が、流星群の観測しやすい期間となります。
しかし、今年(2019年)の極大(ピーク)は、日本時間では夜間にあたるため最高条件なのですが、満月過ぎの月明りとなる為、観測条件が良いとは、残念ながら言い難い条件となります。ですから、観測にあたっては、月本体を視界に入れないよう,月とは反対側の空を見るようにするとよいです。