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台風19号/多摩川で氾濫発生!二子玉川付近の冠水で避難は必要?

台風19号

ハリケーンの規模を示すカテゴリー5。そして、米国内の一部の気象専門家からは存在しないカテゴリー6に値するのではないか。と言わしめ、地球史上最大級の台風とも言われた台風19号「ハギビス」が関東に上陸し、世田谷区玉川で多摩川の水位が堤防を越え、氾濫したことが発表されました。

また、台風19号による大雨や氾濫により世田谷区内でも道路の冠水が確認され、二子玉川駅付近でも冠水が確認されています。

災害に備え、万全の態勢で警戒しているつもりでも、いざ冠水となると、どうしたら良いのか判断に困りますよね。そんな疑問に対する注意点を調べてみました。

多摩川で氾濫が発生!

また、国土交通省と気象庁は5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を発表し、最大級の警戒を呼びかけています。

世田谷区二子玉川駅付近で冠水

どのタイミングで避難をするの?

台風が通過し、雨風がピークを過ぎたように思われていても、川の水位は、上流から流れてくる水の量により急増する事もあり、氾濫や決壊に至るには、感覚的な時間差があるようです。

ですから、降る雨に気をとられる事なく、水位(周辺の冠水)にも注意が必要です。

また、冠水した水は、決して衛生的な水ではなく、何が混入し、何が流されてきているのか、水が濁っていて分からないので、必要がない限り、水に近づくこと自体を避けるべきで、避難とは違う行動を取るというのは、大変危険な状況にあると考えるべきです。

ですから、逃げようと思った時に、すでに周囲が冠水しているようであれば、その水位の中を移動することが、どれほど危険であるかを判断し、危険を犯してまで、無理に避難場所まで移動する事を避けるもの、命を守る行動と言えそうです。

また、機を逃してしまい、避難場所への避難を断念した場合においても、最善の策を講じる必要があり、自宅の1階に留まるよりは、2階以上の場所へ、垂直避難するというのも有効な避難方法となり、

裏山などがある地形に建つ家の場合、土砂崩れを警戒し、崖となる側からは遠い方角の部屋に移動するのも有効な避難方法となるそうです。

また、夜となり、この時間からの避難は、視認性が低く、危険な状況を把握し難い為、非常に危険な移動となりますので、夜間の避難もしくは、夜間に避難所から帰宅する事は、避けたほうがよさそうです。

まとめ

  • 世田谷区玉川付近の多摩川の水位が堤防を越え、氾濫しました。
  • 世田谷区の二子玉川駅付近において、冠水が確認されました。

冠水した水には近づかないようにし、冠水後は、危険を犯してまでも、無理な避難は無用と心得、移動できる範囲での最大限の安全確保に務めることの方が良いようです。

また、夜間の移動は危険を伴いますので、避難をするにも、避難所から帰宅するにも、ベストな時間帯ではないようです。

雨風が弱まり、警戒レベルも徐々に低い数値に変更されてきていますが、警戒が必要な状況が解除された訳ではないので、引き続き、最大限の安全確保により、命を守る行動を心掛けていきましょう。